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自我を減らすと楽に生きられます

当地方では日曜日の午前9時から30分間、燃料会社提供のクラシック音楽の番組が放映されます。著名な音楽家が毎回出演しますので、その方々の想念にある自我の割合(自我率)がどれくらいなのか観察してみました。

まず司会のバイオリニストは70%台、本日出演した若手のピアニストとバイオリニストも70%台と高いものでした。いわゆる「うまい」のでしょうが、私にはエネルギーがきつくチャンネルを換えたくなります。ソリストは「出音」が魅力となり名声を高めますので、生き残るために「俺はこうだー!」と主張するようになるのは仕方のないことかもしれません。

自我率が50%くらいになると見続けることができます。ロックバンドONE OK ROCKのボーカルさん(自我率50%台)のように心に響く魂の叫びが聞こえますと、「頑張れー」と応援しながら聞き入ります。

前述の音楽番組に出演していた盲目のピアニスト辻井伸行さんは35%で、覚醒していました。とても心地よいエネルギーが流れていました。

ブログにも書いた「魂が抜ける」方々に共通しているのは、自我率が80%以上だということでした。覚醒している方々はすべて40%より少ない自我率です。

このところ「自我」って何だろうと考えてきました。

自我の根底にあるのは「恐怖」だと気づきました。

肉体を維持し、不安なく生きていくためには「自分が、自分が…」という「我」が必要です。私たちはいつも生存競争の渦中にいるのですね。

そしてそれは、これまでの人類の根底にあった重いエネルギーといえます。

また自我は、ポジティブな意味では、より高い所を目指して成長しようとするエネルギーにもなります。

現在が「満足でない、十分でない」から、未来に満足や幸せを設定し、そこに向かって何かをすればたどり着くと考えます。時間を直線的にとらえる思考です。

でも「足りていない、十分でない」という思考は、足りていない状況を目の前に創り出していくだけですので、永遠に満ち足りることはないのです。これは「欲望」の本質でもありますね。

そこで「たった今という瞬間、私は十分に満たされて、ここにある」と思える瞬間を増やします。すると、自我のエネルギーは統合され、自我率は減っていきます。

食欲も、名誉欲も、所有欲も、愛欲も自我の表出ですから、自我率が減少すればそれらの欲も少しずつ少なくなっていくことでしょう。

自我のエネルギーに良いも悪いもありません。自分が何を意図するかがあるだけです。

自我は減少すればするほど、生きるのが「楽」になります。

写真は、以前のブログに掲載できなかったもので、私の分霊が入った鎌倉の大仏です。高さ5㎝ほどの真鍮製です。横になってしまいました。すみません(._.)

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